(久しぶり?に長文ですが..)
色々考えて急遽新卒採用をやる事にしました。それも2011年4月入社の。
「今の時期からやったって遅いよ」と思われるかもしれませんが、就職難が騒がれている昨今ですから「もしかして」という期待も込めてやっています。
その就職難ですが、不景気の影響もあって求職者の大手志向が強いようです。その結果大学生の内定率がかなりひどい状況になっていると報道されています。しかし、実際のところは大手企業は買い手市場、その他中小零細は売り手市場となっているようです。
この状況はニュースや中小企業家同友会からの情報で知ってはいたんですが、実際に新卒採用をやっていなかった私は心の中で「売り手市場の会社を見つけられないなんて学生はなんてダラしない!」と思っていました。
しかし、2月になって新卒採用をやるぞ!と決めたときから徐々にこの考え方は違っているのではと思えてきました。どうも本当に「見つけられない」ようです。
昔は募集企業が沢山載っている分厚い雑誌を見た記憶がありますが、最近はそんなものは無くなってネット中心になっています。そのネットも大きくは2つに分類されていて採用紹介企業のやっている「就活サイト」と、「自社(自力)で募集」をやっているところです。
集客力とかの効率から考えると「就活サイト」なんですが、実はこれを利用するには中小零細には予想以上に高い費用を払わないと掲載出来ないという壁があります。そうじゃなくても不景気なのでその余裕は中小零細には無いでしょう。当然うちも(たった)1人を採用する為に何百万もかけられませんし、かけても採用出来る保障はありませんから。
という事で残ったのは「自社(自力)で募集」です。まずは採用条件を考えてサイトを作成するんですが、まあここまでは本業に近い事なのでササッと片付けました。しかしその他の業種の会社だと、業者に頼んだりとか費用が発生するんだろうなと考えたりもします。
さあ出来た!ということで検索エンジンに登録される数日間を待ち、いざ検索!
「新卒 採用 2011年4月 プログラマ」「おや?出ない..」なんと検索結果は約157,000件。「なにくそ!」「新卒 採用 2011年4月 プログラマ 川崎市」約5,350件。20ページめくっても出てこない..挙句の果てには全く関係ないと思われる個人のブログや2chが表示される始末..これ以上めくろうという意欲がそがれてしまいます..
「もしかして登録されてないんじゃないの?」と疑って検索条件に会社名「株式会社GNN」を追加!一番上に表示されましたが。「なんだ、一応あるんだ..」
ココ数年、ネットの世界で「SEO」(Search Engine Optimization、サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。)が騒がれているのは知っていましたが、ある特定の企業さんしかお客さんだと思っていないうちの会社にとっては「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。
まあ多くの中小零細企業も「そんなものに金を出してどんなメリットがあるの?ホームページがあるだけで十分でしょう!」みたいなノリなのかと思います。
しかし、新卒採用を「自社(自力)で募集」するとなると他人事ではありません。早速うちのサイトに合ったSEO対策をググッて簡単に出来そうなものから対応しました。
ご存知の通り、昨年の6月に会社サーバを引っ越した時から「WORDPRESS」を使ってサイトを構築していますので、それにあったSEO対策用「プラグイン」を数個導入。
次に検索エンジンのサイト管理ツールにサイトを登録(まずはGoogleだけ)。ついでにGoogle Analyticsでアクセス解析設定とGoogle ウェブマスターツールでキーワード解析設定を実施。
そうそう、幸いな事に母屋(会社情報)にはコンテンツが少ないんですが、うちには長年書き散らかしてきた「日記」は山のようにあります。(今になって移行して良かったと思ってます)
さて本題に戻って「SEO対策」にはリンクも重要そうなので幾つかのサイトに登録しっ放しだった会社情報を更新。おまけでTwitterの「ふぁぼり」を実施。このTwitterの対応をしている時に、ニュースの引用のおまとめサイトや居住区でのランキングなど関連する色々なサービスがある事を認識しました。ホントすごいです。
さてこの対応、数日経過しないと検索結果には反映されないようなので、しばらくおとなしく待つことにします。と思ってたらナント「広報 新卒」のキーワードだと1ページ目に表示がされるようになっているではありませんか!
最後に「採用について。」なんていうタイトルからすると本当は「こんな人が欲しい」とか「うちはこんな事やってます、是非一緒に働きましょう!」とか「独自の採用活動はコレだ!」みたいな事が書きたかったんですが、あくまでもそれは応募してきたらの話です。
現状では「応募してもらう為の色んな苦労」しか書けませんというのが正直なところですが、決して「タイトル詐欺」ではありませんのでご勘弁を。もしも努力が実って採用する事が出来た時には、その話を書かせてもらおうと思っていますので。